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200ソル紙幣(表)
肖像画はサンタ・ロサ・デ・リマ(カトリックの聖人)
中央には彼女の生家にあるPozo de los deseos(願いの
井戸)が描かれている。 |
200ソル紙幣(ウラ)
サント・ドミンゴ修道院(リマ)の内部が描かれ、中央左には
サンタ・ロサにちなんでロサ(バラの花)が描かれている。 |
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100ソル紙幣(表)
肖像画はホルヘ・バサドレ・グローマン(歴史学者)
中央には生誕地タクナ市にあるPlaza Civica(市民広場)
が描かれている。 |
100ソル紙幣(ウラ)
バサドレが館長を務めた国立図書館(リマが描かれている。 |
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50ソル紙幣(表)
肖像画はアブラアム・バルデロマル・ピント(作家・詩人)
中央には当時、知識人が集った社交場Palais Concertが
描かれている。 |
50ソル紙幣(ウラ)
バルデロマルの生誕地イカ市郊外にある有名なオアシス、
ワカチナHuacachinaが描かれている。 |
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20ソル紙幣(表)
肖像画はラウル・ポラス・バレネチェア(歴史学者・外交官)
中央には彼が教鞭をとったサンマルコス大学旧校舎が描
かれている。 |
20ソル紙幣(ウラ)
外務省本部が置かれていたトーレ・タグレ宮殿(リマ)が描か
れている。 |
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10ソル紙幣(表)
肖像画はホセ・アベラルド・キニョネス・ゴンサレス(軍人)
中央には空軍士官学校に置かれているカーチス戦闘機が
描かれている。 |
10ソル紙幣(ウラ)
キニョネスが空軍士官学校の卒業式で披露した訓練機での
背面飛行の模様が描かれている。 |
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現在、市中で流通している通貨は6種類。その他、1センティモと5センテイモ通貨も存在ますが、市中一般では2003年から
使用出来なくなっています。しかし、リマ空港の空港税支払いブースでは特例として流通しており、謎を呼ぶ使用限定硬貨となっ
ているようです。 |
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-A- 5ソル硬貨
-B- 2ソル硬貨
-C- 1ソル硬貨
-D- 50センティモ硬貨
-E- 20センティモ硬貨
-F- 10センテイモ硬貨
-G- 5センテイモ硬貨
-H- 1センテイモ硬貨
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中央に数字で5、そしてナスカの地上絵コンドルが刻印されている。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
中央に数字で2、そしてナスカの地上絵ハチドリが刻印されている。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
数字表記は無い。表中央にUN NUEVO SOLと刻印されている。
ウラは国章と中央準備銀行の記、そして発行年を刻印。
中央に数字で50CENTIMOSと刻印。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
中央に数字で20CENTIMOS、そして左右にチャンチャン遺跡壁画の鳥を刻印。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
中央に数字で10CENTIMOS、そして左右にチャンチャン遺跡壁画の鳥を刻印。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
中央に数字で5CENTIMOS、そして左右にチャンチャン遺跡壁画の鳥を刻印。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。
中央に数字で1CENTIMOS、そして左右にチャンチャン遺跡壁画の鳥を刻印。
ウラは国章と中央準備銀行の表記、そして発行年を刻印。 |
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国内で流通している米ドル以外にも、国内通貨ソルにおいてもかなりの偽紙幣や硬貨が出回っています。発券銀行であるペルー
中央準備銀行によれば、紙幣についての偽造防止対策は以下の通りとなっています。また近年、かなりの偽硬貨も市中に出回
り始め、紙幣とは異なり、発行年によっても材質にばらつきがあるのと、金銭価値が低く識別に深い注意を払わない国民が多い
分、市中に出回る数はかなりの量に上っていようですので、ご注意下さい。
紙幣の偽札対策
紙幣については図のような偽造防止処理が施されています。特に、メタルインクの数字部分は偽札の殆どが精緻に偽造できてい
ないので、偽札に慣れていないツーリストの場合はこの部分をよくチェックするようにして下さい。また、紙幣の白い部分には薄い
透しが入っているので、こちらも極端にくっきりしすぎる(透かしの色が白すぎる)のも要注意。また、大半の偽札は糸くずが印刷さ
れているのも特徴です。 |
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偽札と本物との違い
多く流通している偽札は100・50・20・10ソルが中心となっています。偽札の紙質は使用する期間が長いだけ紙幣がボロボロ
になり、判別が容易になるだけに、流通している偽札の殆どが新札またはそれに近い状態が多いようです。 |
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上の2枚のお札は、それぞれ本物と偽物です。画像的に縮小している分、その違いがはっきりしないので、部分的に拡大して、
その違いを見てみましょう。ただ、偽札は密造工場によっても質が異なりますので、バリエーションも多いのが実情です。
よって、おかしいと感じたら現地の人に聞いてみるのも、ひとつの方法です。
以下の相違点については判別方法の代表的なものをご案内しています。紹介する紙幣は20ソル札ですが、基本的に金種が異な
っていても印面は紙幣の規格がありますので、ほぼ同様です。 |
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【相違点その1】
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写真左の偽札に印刷された20と右側の
本物にある20との違いがはっきりしてい
るのがわかります。
本物にはお札から盛り上がった形で印刷
されています。オレンジ色の国章部分も同様です。
(左:偽物 右:本物) |
【相違点その2】
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密造者に真似が出来ないのは、金属性イ
ンクの使用です。写真上の偽物と下の本
物との違いは、お札を光に晒してみると、20と印刷された部分がメタリックな光沢を放っているかどうかで判別可能です。
但し、2000年以前発行の古い紙幣には
この加工の無い場合もありますが、その場合はピンク色で数字を印刷していませ
ん(紙幣に使用しているインク色)ので、
紙幣に表記している発行年もチェックして
みましょう。
(上:偽物 下:本物)
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【相違点その3】
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光に透かして見ると写真左の偽札の紙質
が右の本物と異なることが判ります。
また、本物の透かしと偽物の透かしの違
いにも注意。尚、本物にある数字20の透
かしは、発行年によっては本物でも無い場合もあります。
(左:偽物 右:本物) |
【相違点その4】
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こちらは、紙幣中央に入っている線状の黒い透かし。
写真左の本物の紙幣は黒い線の透かし
の中にPERU 20の表記がはっきり確認で
きます。
(左:本物 右:偽物) |
【相違点その5】
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日光に晒すと紙質の違いが判ります。
写真左の偽札はテカテカしているのに注
意。尚、偽札によっては光沢が無いものも
あるようですが、どちらにしても本物とは
紙質が異なりますので、注意して観察し
てみましょう。
(左:偽物 右:本物) |
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偽コインについて
粗悪な偽造コインからリアルなコインまで、かなりの種類が出回っています。また、本物のコインも、その製造年によって材質や刻
印の精度が異なるだけに、非常に判別が難しい場合も多くなっています。しかし、比較的近年に登場した5ソル硬貨と2ソル硬貨
は材質が均一なので、判別はものによって意外と容易です。
尚、ソル以外のセンティモ硬貨(50センティモ以下)に偽コインが存在しないのは、偽コイン密造者の製造コスト的な理由かもしれ ません。ここでは、偽コインを紹介してみましょう。 |
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【1ソル硬貨】 |
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本物と偽物の判別で大事なのは鋳造精度の違いです。また、裏面の紋章の刻印が偽物はあまい感じがします。
また写真では判りにくいですが、材質が異なり、色の違いや簿妙な重量の違いがあるようです。 |
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左の本物は文字と数字の刻印が平面的ですが、右の偽物は不揃いな文字と変形した2の数字が特徴的です。
ただ、偽コインは数箇所の異なる偽造工場で製造されているため、必ずしもこの違いが決定的な判別方法では無いことを
認識する必要があります。 |
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左の本物に比べて、右の偽物の方は、刻印が薄れて
見にくくなっています。また、この写真では本物に比べ
て、偽物が少し黄色っぽい材質の金属で製造されて
いることがわかります。 |
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左の本物に刻印されている動物のビクーニャが立体的
なのに対し、右の偽物は平面的です。この特徴は多く
の偽コインに見られるものなので、この国章部分につい
ては、注意して観察しましょう。 |
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上の一枚目が本物。
2枚目の偽物はギザギザが乱雑に、それも凸型
で不揃いになっているのが特徴的です。
3枚目の偽物のギザギザは、かなり頑張って加工
さてれいるようですが、一部が削れて完全なもの
には、なっていないようです。 |
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【5ソル硬貨】 |
 
左の本物に比べて、右の偽物の銀色の部分は、
うっすらと錆が出ています。
本物の硬貨の銀色の部分は赤い錆が出ない材質
で製造されています。
その他、写真では公開していませんが、金色の金
属部分がメッキになっていて、色の剥げた偽コイン
や、凹凸のある金属性シールを両面に貼り付けた
コインなども出回っているようです。 |
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